「と、いうわけでー今年もこの季節が来ました
皆で大掃除すんでー!」
「おー!!」
「はーい王子パスい‥」
「掃除サボった奴はこの柘榴様がお得意の幻術で夢の旅に連れてってあげますv」
「……」
「む、ベルいいのかい?」
「うん、だってあれ‥怖ぇもん
流石の王子でも泣く」
「では当番言いまーす
まずスクアーロはいつも通り風呂掃除」
「任せとけぇ!!」
「レヴィとボスはリビング
変な事せんようにちゃんと見ててやー」
「任せろ、かっ消す!!」
「いやいやてめぇじゃなくてレヴィだろぉ
おいレヴィちゃんと見てろよぉ!!」
「ボスの悪口は許さん!!」
「(駄目だコイツ、使えねぇ‥)」
「で、モスカは玄関」
「キュインキュイン」
「えーウチとルッスはキッチン
何かあったらキッチンに来るよーに」
「うふ、頑張りましょうね柘榴v」
「おうともさ!」
「‥オレ等はー?」
「え?あぁ、マーモンはトイレな」
「うしししし、ぴったりじゃん」
「煩いよベル」
「しし、でオレは?
柘榴の躰の隅から隅まで大掃除?」
「…ナチュラルにセクハラはヤメテクダサーイ」
「何その片言」
「訴えるよ」
「男としてそういうので捕まりたくねぇなぁ」
「黙れよカス鮫」
「女に手を出して捕まるとか‥ぶっ
ぶははははははっ!!」
「ボス‥」
「もう何なんですかコイツ、ぶはっ!」
「お前が何なんだよ!!」
「で、結局ベルの掃除場所って何処なんだい?」
「あー‥えっと、町内会の掃除手伝って来てー」
「ちょっと待て」
「ん?」
「ん?じゃねーよ訳分かんねーよ
何だよ町内会って」
「ぶははははははっ
王子がはみごとか、こりゃ傑作だな!!」
「ボスさっきから煩い」
「…う、ふぇ‥」
「う゛おぉいボス泣くなぁ、男だろぉ」
「うぅ、ベルちゃんが虐める」
「ちゃんとか言うなキモい」
「う゛おぉいベルも、もう止めてやれぇ
ほらボスお兄ちゃんとお掃除しましょうねー」
「うっ、スクアーロ大好き」
「俺も愛してるぜボスゥ!」
「(何このホモ)」
「で、何で町内会?」
「うーんトメさんが腰痛らしくて‥人手不足やねん」
「誰だよトメさんって!」
「トメさんは夏になるといつもスイカのおすそ分けをくれる心優しい婆さんだ」
「何ムッツリ知ってんの?」
「あぁ、スクアーロと柘榴と仲が良い」
「どーでもいいよ」
「まぁ町内会が嫌っつーんやったら他の所もあんねんけどな‥」
「マジで?最初っからそっち言えよ」
「うん、あのさベル‥ボンゴレと敵対してるトマゾファミリーって知ってる?」
「知ってる、けど‥何かヤな予感する」
「で、そのトマゾの8代目候補の内藤ロンシャンのアジトの掃除に行ってもらえる?」
「……」
「内乱で人手不足やねんて
凄い汚いらしいし‥」
ベルは 町内会の掃除に 行った
***
長いですすみません
取り敢えずベル大好きです
本当です